【筋肉は脂肪に変わるのか?】
2020/09/09
【筋肉は脂肪に変わるのか?】
ジムやフィットネスクラブで、また会社や身の周りのコミュニティーでよく聞くのは、「最近体重が増えて、筋肉が脂肪に変わったよ」という会話です。
そもそも、筋肉は脂肪に変わるのでしょうか?答えは単純、『筋肉は脂肪には変わりません』
筋肉と脂肪の構成組織は全く違いますので、変換する事はありません。
なぜその様に感じるのでしょうか?
運動や筋力トレーニングを積極的に行っていない事を前提にすると、以下が主な原因です。
①筋肉量の減少
筋肉量自体は、何もしないと20歳あたりをピークに減少に傾きます。筋肉が減ると基礎代謝量が減りますので、当然エネルギー消費量は減っていきます。
②脂肪量の増加
筋肉量が減り、基礎代謝量、エネルギー量が減りますので、摂取カロリーがそのままだと当然カロリー過多になりますので、脂肪量が増えます。
整理すると、①と②は相関し、当然の公式です。勘違いが起こるのは、20歳代はまだ筋肉量が維持出来ているので、食事量が変わらなくてもそんなにに体形もかわりませんが、30歳以降は、食事量が変わらない生活になると脂肪がたまり、消費できななくなります。
したがって、今までの筋肉が少なくなり、脂肪が急激に増えるので、筋肉が脂肪に変わると勘違いするのでしょう。
大事な事は、筋力トレーニングの継続と食事内容など日常生活習慣を管理する事が重要です。