【ひざ痛の原因】
2020/12/20
【ひざ痛の原因】
ひざ痛でお困りの方が非常に多い、特に女性に多く見られます。男性に比べて骨盤の形状が横に大きく、ひざ関節までの大腿骨の角度がきついので、ひざの内側への負担は大きくなります。
加齢に伴い、筋肉の萎縮、筋バランスの乱れが生じますので、その負担は加速していきます。また、運動をしている方にもひざ痛が見られるケースもあります。
主な要因としては以下があげられます。重度の痛みがある場合は、専門医に相談し、整形恵外科的な治療が必要ですが、今回は予防、または軽度の症状の緩和にお役立て下さい。
要因)
①大腿四頭筋(太もも前)の過緊張
特に太もも中央に位置する大腿直筋が過緊張し、膝蓋骨(ひざのお皿)を上に引き上げて、ひざの曲げ伸ばしがスムーズに行えなくなります。
②太もも外側、内側の筋バランスの乱れ
太もも外側の外側広筋に強い負荷がかかり、内側の内側広筋の筋出力が弱まり、膝蓋骨が上方外側に引っ張られぱなしになって、上手く滑らい状態になります。
③ハムストリング(太もも裏側)の過緊張
太もも裏側の筋肉の緊張が強く、ひざが常に曲がった状態になっています。常にひざが曲がった状態になっていますので、当然ひざへの負担が大きくなります。
④下腿(ひざ下)の筋肉の過緊張と筋力不足
ふくらはぎが強く緊張している、あるいは筋力不足で、足の裏が固くなり、足首の背屈(つま先上げ)、底屈(つま先伸ばし)が出来ない状態です。足首の動きが悪くなると、ひざを曲げて立つ様になり、ひざへの負担が大きくなります。
上記の要因を加味して、様々なリコンデイショニングエクササイズを行いますが、まずは太ももの前、後ろのストレッチングと太もも外側のストレッチを行って下さい。
また、足首回しなどで足首の柔軟性を高めておくことも重要です。