【1日の水分必要量】

ここ数日暑い日が続きました。自然に汗が出てきますが、気になるのは熱中症です。対策として思い浮かぶのは「水分補給」です。

 

ただ、どのくらいの量を摂ればよいのかを正確に把握している方は少ないのではないでしょうか。ちょこちょこと飲んでいるからいいと思うかもしれませんが、飲み方も注意が必要ですが、今回は「必要量」を見てみましょう。

 

体の60％程度は水分で出来ていると言われます。2％程度水分が失われるとのどが渇き、14～15％失われると生命維持に異常をきたすと言われます。血圧は水分と相関関係があり、水分が減ると下がります。そうなると、血中には水分以外の成分が多くなり濃度が固くなります。そうなると、倦怠感、脱力感、粘度が高くなるので、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが高くなります。

 

逆に飲み過ぎてても、血液量が増えるので、血圧が上がりやすく、心臓に負担がかかります。その他、消化不良を起こしたり、体内のカリウム、ナトリウムのバランスが悪くなり、頭痛、だるさを感じる事があります。

 

1日の必要量は、一般的に『体重の1/30程度」だと言われます。体重60㎏の方は、約２ｌという事になります。これを目安に、その日の運動量、アルコール摂取量に合わせて調整して下さい。