【握る力】

日常生活において何気なく行っている動作に、「握る」事があります。物をつかんだり、握って運んだりと握る力がないと日常生活に支障を来す事が多くなります。

 

皆さんも体験されたことのある体力テストの項目に、「握力」があります。この握力は筋力を測る項目として採用されています。握る力は、加齢による筋力低下の相関がとても高い指標です。何もしない状態では、加齢に伴い握力が低下してくるという事です。

 

そう考えると、握力をつけるためのエクササイズを行う必要があると思いますが、特定の握力を要するアームレスリング、ウエイト理宇ティングなどは別にして、ベーシックなウエイトトレーニングを行えば、自然に握る力は付いてきます。

 

ただ、握る力をつけて、何でも強く握れば良いとかというと、スポーツの動作においては逆効果にある事もあります。例えばゴルフのグリップです。力強いスイングで力強い球を打つ、飛距離が上がると思いますが、行ってみればわかりますが、グリップが強すぎると、肩や頸に力が入り、上半身に力が入り、上手く動作が出来なくなります。

 

結論的には、握る力は強くする事は大事ですが、スポーツ動作、特に回旋系のスポーツ動作では必要以上に強く握る事は必要ありません。手首が次週に動く程度にを意識するとよいでしょう。