【骨盤の動き】
2021/09/16
【骨盤の動き】
骨盤の矯正、骨盤位付随する筋肉を鍛えるエクササイズなど、骨盤にまつわる話を良く耳にします。特に女性の間では、骨盤が開いた状態、骨盤が前後に倒れているなどと姿勢に関する事も話題になります。
骨盤自体が、自分で開いたり閉じたりしているのではく、骨盤に付着する大なり小なりの筋肉の動き、働きがポイントになります。特に、体の前側の背骨から骨盤、太ももに付いている「腸腰筋」と後ろ側のお尻の筋肉「大殿筋」、太ももの後ろ側「ハムストリングス」が影響しています。
腸腰筋が緩んで、後ろの大殿筋、ハムストリングスが過緊張していると、骨盤は後ろに倒れ、ひざが曲がり、背中が丸くなります。また、腰の上、背中が過緊張していると、骨盤が前に倒れて、いわゆる「出っ尻」で腰痛のリスクになります。
まずは、お尻とハムストリングスを緩めて、腸腰筋の働きを良くしてやることが重要です。やたら腹筋運動だけをやっても効果が出てこないのは、緊張がとれていないからです。簡単なエクササイズで緊張を緩めてみましょう。
➀腰幅で立ち、つま先を真っすぐ前に向けます。
②手は腰に当てて、股関節を折る様に、お尻を後ろに大きく引きながら背中を倒します。
③出来るだけひざを伸ばし、お尻の高さを変えない様に、背中は床と平行になるイメージで倒します。
④背中が丸くならない様に、胸を張り、お尻を動かします。1セット6回~10回、2~3セット行いましょう。